コロナに注意しつつも、サウナに入りたい!

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先日、温泉に行った時にふとこんなことを考えました。

サウナに入りたいなぁ…
でも、サウナは「3蜜」かつ「エアロゾル満載」だから、コロナに感染するリスクは間違いなく高いよなぁ…
あっ、でも高熱ならコロナは死滅するかもしれない..?

今回は、どうしてもサウナに入りたいという方に向けて、こんなことを考えてみました。
ざっくりと「雑談」として読んでいただければ幸いです。

サウナはリスクがどうしようもなく高い!

まずは、サウナにコロナに感染した人がいたとしましょう。
そうした時にどういうことが起こるのでしょうか?

3蜜(密閉、密集、密接)は避けられない?

サウナには集団感染(クラスター)のリスクと言われる「3蜜(密閉、密集、密接)」の全ての要素が詰まっています
サウナで換気? いやいや、絶対に無理ですね。
混んでいれば、密集もします。
ただ、時間と場所を考えれば避けられるかもしれないのも確かです。
密接は避けたいし、会話も基本的には自粛していると思いますが、状況にもよります。
そもそも、サウナでマスクする人はいないので、密接による影響は大きいと言えるでしょう。

サウナはエアロゾル発生機

そもそも新型コロナウイルスは空気感染と類似の感染様式を示す事例が数多く報告されており、咳やくしゃみ、会話のときに口や鼻から出る小さな粒子(エアロゾル)による感染も否定できないと言われています。

どういうことかと言うと、エアロゾルがウイルスを運ぶ媒体となり得るということです。

では、サウナの中はどうでしょう?
スチームサウナをイメージしていただくのが一番わかりやすいと思います。
エアロゾルと呼ばれる小さな粒子が空気中を滞留していますよね。
つまり、サウナにはエアロゾルが大量発生しているということです。
コロナに感染した人が入ったサウナには、コロナが空気中に滞留していると考えて間違いないでしょう。

「エアロゾルや感染経路別予防策」はこちら

高熱によりコロナは失活?

一方で、新型コロナウイルスは熱により死滅することが知られています。

厚生労働省のホームページの物品に対する消毒方法として、新型コロナウイルスは「80°Cの熱水に10分間さらすと消毒できる」ことが記載されています。

あれっ? サウナって90℃以上なかったっけ?

そう思った方も多いのではないでしょうか?
そうなんです!
うまくいけばいい感じになりそうな気がしてきましたね。

さすがにサウナほどの高温・高湿度がウイルスの生存に及ぼす影響については報告されていませんでしたが、一般的には高温になる程、ウイルスが死滅するスピードが速いということは知られています。(湿度に関しては50%位が一番いい?)

もちろん「かけ湯」や「椅子」などの物品に関しては、90℃もないためコロナが付着している可能性を考えなければいけませんが、空気中のウイルスに関しては熱により死滅しているのではないかという仮説が成り立つ気がしてきました。

低温のスチームサウナでは難しいかもしれないですけどね。
90℃以上の高温サウナであればリスクは低くなると言えるでしょう。

90℃でも火傷はしないの?

全くの余談になりますが、熱水なら火傷をするのに、サウナではなぜ火傷をしないのでしょうか?
それは「熱の伝わり方が違う」ことと「空気のバリア(身体の表面上に発生する薄い空気の層)に守られている」からだそうです。
その熱の伝わりにくさが消毒に与える影響に関してはわからないですけどね。

まとめてみましょう!

以上のことを踏まえた上で、どういう状況であれば安全にサウナに入れるか考えてみましょう。

① まずはすいている銭湯に行きましょう!
② サウナの入り口が見える露天風呂にスタンバイしましょう!
(サウナ以外で感染してしまっては意味がありません。)
③ 10分間誰もサウナに入っていない状況を待ちましょう!
④ 今です!突入しましょう!

いや~、なかなか厳しい状況ですね。
ここまでいくと今流行りの個室サウナに行った方がいい気もしてきますが、この条件であれば感染のリスクを減らせる可能性はあると思います。

もちろんサウナ以外での感染も避けていかなければいけないので、咳エチケットや手指衛生などの基本的な感染対策(標準予防策)はしっかり行った上での対応となります。

「標準予防策」はこちら

感染症にかからないことも大事ですが、ある程度リスクを減らせる状況であれば日々の日常を楽しんでいくことも大切です。
今の段階で、気軽に公衆浴場のサウナに行ってもいいとは言えませんが、そのリスクを評価した上での行動であれば許容できると言えるでしょう。

以上、どうしてもサウナに入りたいと思った時に考えた内容でした(笑)
その効果を100%保証するものではないので、あくまで雑談として受け取ってもらえれば幸いです。