速乾性手指消毒剤(アルコール)と手指衛生

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感染対策の基本「速乾性手指消毒剤(アルコール製剤)による手指衛生」について見直していきましょう。

新型コロナウイルス感染症の流行で、幸か不幸か手指衛生が広く浸透してきました。
重要なポイントについてまとめましたので、日々の感染対策に活用いただけたら嬉しく思います。

【感染制御】速乾性手指消毒剤(アルコール製剤)による手指衛生の具体的方法

確認チェックリスト

□ 1プッシュ(約3mL)押し切る
□ 指先を消毒

□ 手の甲を消毒
□ 指の間を消毒
□ 親指を握り、ねじりながら消毒
□ 手首まで消毒
□ 乾くまで繰り返す(パタパタしない)

消毒剤のアルコール濃度はどのくらいあればいいの?

日本薬局方で規定されている医療用の製品は、エタノールを76.9~81.4 vol%(15℃条件下)含むものとされています。
米国疾病管理予防センター(CDC)では、60%~95%のアルコールを含む製品を推奨しており、概ね60%以下の製品については期待する効果が得られない可能性がありますので注意が必要です。

消毒剤の効果は?

アルコールは素早い効果(即効性)が期待できる反面、揮発し残留しないため、持続的な効果は期待できません
そのため、食事をする直前の使用が最も効果的です。

・流水(15 秒):1/10~1/100
・速乾性手指消毒剤(15 秒):1/1 万~1/10 万

ここで重要なのが「15秒以上」かけてすりこむということ。
日常の生活の中で「15秒以上」かけて手指衛生するのは意外と難しいと言われています。

一度、ご自身の手指衛生について、どのくらいの時間を要しているか、確認していただければと思います。

アルコールが無効な菌やウイルスは?

速乾性手指消毒剤(アルコール製剤)が無効な菌やウイルスに対しては、「流水と石鹸による手指衛生」が必要となります。

「流水と石鹸による手指衛生」はこちら